道端に咲く白い花
シュウメイギク
車から見えたとき
置かれた場所で咲きなさい
（渡辺和子著）が
心に浮かんだ
人には運命 宿命がある
野に咲く花は
野に咲くために生まれてきた
温室で美しく大切に育てられ
たくさんの人の目にとまる場所で
アーティスティックに生けられる
花々もまた、それが宿命
自分の置かれた環境で
美しく咲くこと
人生にも 同じことが言えるのでは
人それぞれ同じではないから
野に咲こうと思っていたのに
あまりに美しく
根ごと大切に 別の場所に移されて
その庭で幾つもの季節を
命を繋ぎ 種を残し
過ごすこともあるかもしれない
また、手折られ無残に散ることも
まずは
自分の置かれた環境をみよう
場所 周りの人達 容姿
これこそが 自分が成長するために用意した
最高の環境、ステージだということを思い出すこと
自分を知るための
ヒントは自分の周りにある ということ
大海を泳ぐ魚と違って
池の鯉たちは
自分の力で池を出ることはできない
ただ 口を開けて餌を待つ
大海の魚とどちらが幸せかだなんて
他人が決めることは出来ない
池の中を優雅に泳ぎ
たくさんの人に愛でられるのも幸せ
大海を自由に泳ぎ回るのも幸せかもしれないが 敵もいる
自分の置かれた環境で
自分を輝かせるために
今日は何をするべきか
朝起きて 毎日そう思えば
人生はきっと
もっと
良いものになるだろう